防災ギター

ある講演会を聴講した時のメモ書き


昨年末、部屋の大掃除をしていたら、3年前にある生命保険会社が開催した講演会に参加した時のメモが出てきました。演者は井村雅代さん。シンクロナイズドスイミング日本代表コーチ・監督、中国代表監督などを務め、数多くの五輪メダリストを育てた方です。備忘録として書いたもので、当時、自分にとって印象的で、頭に残った井村さんの言葉の一部が、箇条書きで残っていました。以下、その一部をご紹介します。

  • 今までどおり(適当にやっていれば)でいいじゃない、確かに足踏みしていれば、決して止まっているわけではなく、世の中と一緒に流れているので、安心感や自分はやっているという実感は湧くのでしょう・・・。しかしその結末は、必ず周りからそっぽを向かれます・・・
  • 頑張ったかどうかは自己申告するものではなく、他人が評価するものです。一番嫌いな言葉は「自分へのご褒美」。頑張っているという意識が強すぎる。簡単に「限界です」という。限界は自分の心が決めているだけで、自分を安く見積り過ぎている。がんばっているのはあなただけじゃない。まわりはあなた以上にがんばっている・・・
  • 「みんなと一緒」、「チームワーク」や「絆」という言葉は、何か自分が守ってもらうような感覚になりホッとする。しかしレベルの低い絆は意味がない。ひとり浮くこと、目立つことを恐れない・・・
  • 失敗すると悲しい。しかし悔しくて、なさけなくて、号泣したことがあるのか?周りからは、「精一杯やったからいいじゃない」と言われ、救われた気になる。なぜ失敗したのか?原因(これが悪かった)を追究し、原因を自分に見つけにいかない。人間、精一杯やって当たり前・・・。
  • 一流は道をつくる。二流は道を選ぶ、三流は道に流される。

当時、この講演会を聞いて背筋が伸びる思いをした記憶があります。あれから3年余り経った今、改めて読み直して、「俺、全然成長していないなぁ・・・」って思ってしまいました。