2019年11月にいきものがかりの「なくもんか」を一緒にバンド演奏した仲間のひとりで、当時キーボード担当だった彼女(以下、Hさん)と、久しぶりにSNS(LINE)で近況を伝え合う機会がありました。新型コロナウィルス感染拡大の中、悩みを抱えながらも一生懸命、今もピアノの練習をしていることを知り、またその姿は一流の日本人バレリーナとも重なって、少し元気をもらいました。
Hさんはお友達とふたりで、4月中旬にボーカルとピアノ&コーラスのユニットでライブ出演する予定でした。参加者は20名限定で予約制。私は、今年の年初めにHさんに誘われて、そのステージを観に行く予定でした。しかし先日、新型コロナ感染拡大の現状を鑑みて、出演をやむなく見送った旨のキャンセルの連絡を受け取りました。HさんのLINEのメッセージには、「今の状況が収まり、心配や不安がなくなって、楽しみに見に来て頂けるようになるまで、充電期間として、色々な曲に挑戦したり、オリジナル作成をしたいと思っています。またライブ決まりましたら、応援よろしくお願いしまーす!」って書かれていました。これまでずっと練習してきて、約1年ぶりのステージ・・・、苦渋の判断をしたんだと思いました。
Hさんはピアノやボーカルがとても上手く、またまじめな性格で、練習を一生懸命される印象があります。そんな彼女でも、時々ピアノ弾くのがくじけそうになるみたいで、LINEには「・・・でも練習しないと全然弾けないのでどうにか続けています・・・」と書いてありました。
先日バレリーナで舞踊歴70年の森下洋子さんの記事を読んだことがあり、その内容が頭をよぎりました。以下にその記事の一部を紹介します。
「・・・天才少女のイメージが強いが『すごく不器用で、幼い頃からなんでもすぐにはできなかった。でもコツコツと努力を続けることは好きなんです。今も同じですよ。階段を一段ずつでなく、3分の1ずつ上がる感じかな?』・・・」(日本経済新聞・夕刊 4月12日、編集委員 瀬崎久美子 から一部抜粋)
毎日3分の1の階段上る・・・、数日前にシニアブロガーの事を書きましたが、そこでも継続することの大切さを学びました。周りから見てすごいと思える方々は、やはり見えないところでコツコツと努力されているんだと改めて思いました。
あたりまえにようなことがなかなかできない自分・・・自己嫌悪感を抱き、頭をかきながら、今日も、在宅勤務の前後にアコギの弾き語り練習することにします(苦笑)・・・。