防災ギター

もう台風2号?・・・


今年は例年より早く台風が発生しているみたいです。17日(土)午前3時の時点で、台風2号はカロリン諸島にあって、950ヘクトパスカル、フィリピンの東を非常に強い勢力のまま北上する見込みです。

台風1号は既に2月に発生していて、昨年2020年は5月にようやく1号が、6月に2号がそれぞれ発生していたのに比べると、今年は早いペースで発生しそう。しばらくはフィリピン沖などで上昇気流が起きやすく、熱帯低気圧の発生に適した条件が続く可能性もあるとのことです(日本経済新聞2021年4月14日夕刊)。

なお、夏本番を迎えるころには海面水温がやや下がり上昇気流も弱くなり、台風の発生しやすい位置が東へずれるかもしれないので、一概に今年は台風が多いとは言えないみたいですが、いずれにせよ今後の気象情報には色々な意味で注視していきたいところです。

私たちは知らず知らずのうちに、昨今発生している様々な異常気象に慣れてきてしまっているのかもしれません。最近は全国各地で地震が頻発しています。平年よりも気温が高い日が多く、かなり早く桜が全国で開花しています。少しさかのぼれば今年の冬は、北陸地方でゲリラ的な豪雪が。夏は毎年猛暑が続き、梅雨時には、毎年全国のどこかで大雨による豪雨災害の発生など。

地球温暖化が私達の予想を上回るスピードで進行し、様々な異常気象として、現れ始めているのを実感し始めています。台風や大雨、豪雪などは天気予報の精度向上により未然に備えることが可能ですが、地震はまだまだ難しいですね。でも最近は、地震発生直前(数秒から数十秒)ではありますが、緊急地震速報が流れるようにもなりました。

先日のブログの中で「自然が暴れた時の破壊力は、大砲やミサイルの比ではない」という新聞の一節を書きました。自然災害に対しては、まず安全な場所に避難して(逃げて)、自分の命を守ることを最優先に、しかし異常気象の原因と考えられる地球温暖化については、私たちは、目を背けて逃げるわけにはいきません。自分の人生はもちろんですが、自分たちの子どもや子孫のためにも、私達、中高年もまだまだやることがたくさんあると感じています。