防災ギター

初めてのバンド演奏


数年前、初めてバンド演奏に参加して、独りの弾き語りとは違った経験や醍醐味を味わいました。その話を2回シリーズで書きます。

2019年の夏、音楽教室の掲示板に合同発表会開催の案内がされていました。以前からこの企画があるのは知っていましたが、きっと中級~上級の方が応募されて、僕のような初心者クラスの生徒の参加は無理だろうって思っていました。恐る恐る音楽教室のスタッフの方に詳細を聞いてみたら、「アコギの参加者を募るのは今回が初めてで、まだ応募者が少ないので、是非ご参加ください」とのことでした。最初は、気恥ずかしさもあって躊躇しましたが、自分のアコギ教室の先生にも相談したところ、「楽譜を少し僕用にやさしくアレンジすれば、みんなと一緒にバンド演奏できるでしょう・・・」とのこと、意を決して参加することにしました。曲目はいきものがかりの「なくもんか」、11月の発表会まで4カ月ほどでした。

まずメンバー紹介があり、女性3名と男性3名の計6名。ボーカル、ドラム、キーボード、エレキギター、ベース、アコギ、各々が各パートを練習して、本番1ヵ月ほど前にリハーサル(合同練習)を2回ほど行い、更に演奏の直前には、講師立ち会いの下で最終チェックを受け、そして当日の演奏という流れでした。僕にとってはGm7、G#、A#Gadd9などが初めてのコードでしたが、なんとかこれらもいい音が出せるよう頑張って練習しました。

というか自分が足を引っ張ることのないよう、それなりに責任を当初から感じていました。独りでの弾き語りであれば、成功も失敗も全部、自分で結果を受け入れることになると思いますが、グループ演奏となると自分だけの話ではなくなりますよね・・・。他のメンバーと比べると、自分は初心者という立場もあって、そこそこプレッシャーを感じながら練習したのを覚えています。でも今から想い返すと、このことが、自身を成長させてくれるよい機会だったのかなあって思いました。