防災ギター

同期の退職


先日、会社の同期のひとりが、60歳の誕生日を機に退職しました。

同期の中では第1号となります。理由は、以前から基礎疾患を持っていて、現在の新型コロナ感染状況、またわが国の医療体制が逼迫している状態を鑑みて、残りの人生、やり残した事をやり遂げておきたいとの想いから、この度、急遽、退職する決心をしたとの事でした。

突然のことで、正直驚きました。定年なんてもっとずっと先の事と思っていました。つい先日まで新入社員だったような感覚のまま、とうとう勤続30年を一昨年に迎えました。月日が流れるのは本当に早いなぁと痛感しています。

最近、新聞紙上で、60歳以上が労働人口に占める比率は2019年時点で21%、シニア人材も成果主義、右肩上がりの給与に見合う仕事は減っている、日本型雇用はもはや経済合理性を失った、中高年の生産性向上は企業にとって死活問題、定年後などもマインドを変えられない管理職経験者が増えており、第二の「新人教育」が必要だ などが書かれています(2020・2021年の日本経済新聞朝刊から)。

先を見越して動き始めるシニアになれればと思います。