防災ギター

水害編:マイタイムライン『防災とは、準備することではなく、想像し行動すること』


先週の3月6日土曜日、日本防災士機構、日本防災士会主催、国土交通省、水管理国土保全局共催の防災士フォローアップ研修(WEB)に参加しました。

2015年(平成27年)9月に関東・東北豪雨があり、鬼怒川が決壊しました。その後、マイタイムラインという考えができました。「マイタイムライン」とは、台風の接近等によって河川の水位が上昇する時に、自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理し、とりまとめたものです。逃げ遅れゼロに向けた効果が期待されています。

例えばですが、「はん濫危険情報」が発表される頃には、既に避難完了していると自分で、時間軸の線を引いたら、そこからさかのぼって⇒①安全なところへ移動し始める⇒②避難しやすい服装に着替える⇒③避難する時に持っていくものを準備する⇒④川の水位を調べ始める(河川は近づかず、Webなどを使う)⇒⑤住んでいるところと上流の雨量を調べ始める⇒⑤台風の情報を集め始める等、「避難完了」の何時間前とか何日前には何をすべきかを自分で計画することが大切です。自治体・行政からの情報だけでなく、それプラス『自分で情報を収集して、自分を守る』ことが大切です。

これら以上に大切な事があります・・・それは、日頃から自分が住んでいる地域や職場(勤務地)のハザードマップを見て、川が溢れたらどうなるのか(何センチぐらい水につかるのか、何時間ぐらい水が引かないのか、家屋が倒壊する可能性など)を予め確認しておくことです。

この研修の講師だった鮎川一史先生(一般財団法人河川情報センター参事)がおっしゃった『防災とは、準備することではなく、想像し行動することです』という言葉がとても新鮮で心に残りました。