もう何年前か忘れてしまったのですが、ある時期、自宅近くの市立図書館に週末通って、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX 挑戦者たち」の書籍(第1巻 – 第30巻:2000~2006、NHK出版)を読みあさったことがありました。細かいことは覚えていないのですが、多分自分は、当時、目の前の仕事にもまれて、行き詰っていたのではないかと思います。
そしてふと休日の図書館で目に留まったのが、このシリーズ本でした。藁をもすがる思いで、片っ端から読んで、感銘を受け、そして心に残った文面を鉛筆でメモに書き写したことを覚えています。昨年、コロナ禍の最中、部屋の断捨離を行っていたら、そのメモ書きが出てきました。以下にその一部を紹介します。いろんな巻から抜粋した単語や文章を箇条書きにしただけで、まとまりのない内容ですが・・・。
【「プロジェクトX 挑戦者たち」の書籍(第1巻 – 第30巻:2000~2006、NHK出版から抜粋・引用】
・現場を大切にする。
・達成以外のことを気に掛ける暇もゆとりもなかったというのが実情だ。
・「やるだけのことはやった」という充実感。
・どんな逆境に落ちても、自分の人生に対して実にひたむきで正直な生き方をしている。
・自分の人生の解決しなければならない課題に向き合い、そして充実し緊張した時間の中にいたゆえだと思う。
・情熱と使命感だけ。
・ときには自分に絶望し、すべてを投げ出してしまいたくなるようなことも。
・仕事に打ち込む動機が極めて単純だということです。
・ヒトの真のエネルギーは、純粋な目的を持った時に生まれ、何かに立ち向かった時、ひときわ大きな輝きを放つものです。
・懐に飛び込み、説得を続けました。
・自分たちはダメだと落ち込んだり、立ち止まっていてばかりでは何も生まれません。道の扉を開けるためには、何のためらいもなく、時を忘れて、心を一つにした結束のドラマが必要だと思う。
・仕事を全うしようとした時、立ち向かう気持ちを支える日々の鍛錬が何より必要になった。
・現実にひるむときもあれば、失敗に打ちひしがれることもあります。
・しかし自分の中に熱いものを宿していれば、大事な勝負どころで、まっすぐに向き合えるのだと思う。
・追い詰められた時、決然と立ち上がり、一点に向かって迷うことなく突き進んだ。
・個人個人のやる気と本気があるチームは、決して負けないことを教えてくれました。
・覚悟を決め、自分の全てをさらし、全知を働かせ、一つの目標に立ち向かうことは、挑戦者として大いなる勇気が必要なのだと思うのです。
・一陣のすがすがしい風
・修羅場を戦い抜いた現場のリーダーたちが何のためらいもなく「感動が大切だ」と語るのです。その理由を考えるに、困難にぶつかっても、己の心が打ち震えるほど感動と出会った仕事なら、曇りなき純な気持ちを持ち、ただ一筋に立ち向かえるのだと思う。
・不遇に落ちても決してあきらめなかった。
・その瞬間に、自分で築き上げた技術や仕事への誇り、そして何より己の人生の値打ちが懸っていることを体験しているからだと思うのです。
・情熱が奇跡を呼んだ